ファイバライザーによる各種バイオマスの
粉砕状況


木材チップ(ヒノキ)、竹材の粉砕状況

木材チップ(ヒノキ)の粉砕


粒度分布測定と形状観察
・木材チップ(ヒノキ)の粒度分布図から、最も繊維構造が得られるフルイ目は0.6mm時に投入量の30%が最大で繊維構造が多く残存している

竹材の粉砕


粒度分布測定と形状観察
・竹材の粒度分布図から、最も繊維構造が得られるフルイ目は0.3mm時に投入量の30%が最大で繊維構造が多く残存している

デジタルマイクロスコープ・電子顕微鏡による形状観察

各種木質バイオマス及び竹材
デジタルマイクロスコープによる形状観察結果
形状観察用サンプルはファイバライザーの多孔スクリーンの篩目(1.5mm杉バークを粉砕)し、各フルイおよびフルイ下の粉砕品を形状観察

フルイ(1.25mm)

フルイ(0.6mm)

フルイ(0.3mm)

フルイ(0.15mm)

フルイ(0.074mm)上

フルイ(0.074mm)下
電子顕微鏡による形状観察

タイトルが入ります。

テキストの例です。ここをクリックしてクリックしてテキストを編集してください。

各種木質バイオマス(竹を含む)


・ほぼ全量が繊維(74μm以下)

・湿潤や衝撃による崩壊しにくいペレットが作製可能
項目を追加

今後の課題

竹の粉砕

既存装置との比較と課題

・既存の装置では、微粉砕すると粉末になっていくが、改良ファイバーライザ+改良ピンミルであれば繊維状のものが得られるがコスト高になる

・現在の生産量=700 kg/h → 1000 kg/hを目標とした研究開発を行う(令和4年度やまぐち産業イノベーション促進補助金)

木質ペレット製造事業への参入

 現在、火力発電所等においてカーボンオフセットのため化石燃料に替わる高発熱量・高強度・高耐水性の燃料が求められています。火力発電所での石炭との混焼も含めてニーズは高まるばかりです。

 間伐材等をファイバライザーにより微粉砕したものを原料としたペレットは、吸水による崩壊はしにくく、高強度であることが分かり、高品位燃料の作製が可能であることを見出しました。

そこで弊社は本格的に木質ペレット製造事業に参入することにしました。
 
 既に未利用木質材を活用して従来にない高発熱量・高強度・高耐水性の木質燃料を開発する事業に着手しています。

 また従来では竹の微粉砕は困難でしたが、

当社の粉砕技術において竹の微粉砕、繊維化に成功しました。

 この技術を活用し、竹を用いた燃料開発に取り組んでいます。
(山口県令和4年度 やまぐち産業イノベーション促進補助金に採択されました。)