木質バイオマスペレット(半炭化)への
取り組み

これまでの取り組み
~ペレット試作からペレット評価まで~

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木質ペレットの開発状況

~ファイバライザーによる木質粉砕品を用いて~
・ファイバライザーで処理した木皮(バーク)の粉砕品は繊維構造を有する状態で得られ、これを原料をしたペレットは低含水率で高発熱量を有し、高強度でかつ耐水性を有していることが確認されています。

・さらにこのペレットを半炭化することで、より発熱量及び耐水性が向上し、従来にない高発熱量・高強度・高耐水性の燃料ペレット製造が可能であることの知見が得られています。


試作したペレットの評価

~発熱量および着火性試験~
・試作した木質ペレットの発熱量は既存品の木質ペレットより発熱量が大きく、木質ペレット(バーク)よりも半炭化ペレット(バーク)の方がより大きい値となっている。

・着火性試験についても木質ペレット(既存品)よりも試作品(木質・半炭化ペレット)の方がより着火スピードが速い。

表面観察結果

~繊維がからみ合う緻密構造~
・試作した木質ペレットは繊維がからみ合う緻密構造。既存品のペレットは粒子が粗く、隙間が観察できる。

・試作した木質ペレットの半炭化を行っても強固な構造を維持しているため、原料のみで高品位なペレットが作製可能である。
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バイオマス粉砕品利用の効果および今後の期待

~地域の木質バイオマスエネルギーへの利用~
バイオマス粉砕品を用いた燃料ペレットは地域の木質バイオマスエネルギー利用として次の効果が期待されます。

【県内経済への波及】
 ◆木質バイオマス発電は再生エネルギーとして化石燃料を代替
 ◆半炭化ペレット構造はエネルギーの地産地消に貢献
 ◆未利用材の活用により、森林整備、林業開発に貢献
 ◆地域における新規産業の創生に寄与

ファイバライザーによるバイオマス粉砕品は燃料ペレットだけでなく様々な用途に応用可能と考えられます。

【その他の用途展開】
 ◆建材への利用をはじめとしたマテリアル利用や畜産肥料への利用等が期待されます。
 ◆農業肥料、生ごみ無臭化対策(家庭菜園のコンポスト化につながる)などの他用途化を視野に入れることで、繁茂有害・放置物が有用資源に替わる可能性があります。